ホーチミンの日常と言語

ホーチミンでIELTS受験 申し込み方法と受験の様子

さとみ
2025年9月、ホーチミンで IELTS を受験してきました。

この記事では、アカデミック・モジュール/コンピューターベースの申し込み方法から当日の流れ、会場の様子、勉強に使った教材まで、実体験をもとに紹介します。

申し込みはオンラインで

British Council が主催するIELTSテストは、オンラインで申し込み・支払いが完結します。
以下の公式サイトから試験日程と会場を確認できます
British Council IELTS 公式サイト

ホーチミンでは、ほぼ毎日・複数会場で開催されているため、日程を合わせるのも簡単。
支払いもクレジットカードでスムーズに完了しました。

アカウントを作成すると、受験者ポータルで試験日や支払い情報をまとめて管理できます。
受験料は 4,664,000 VND でした。

受験者ポータルで支払い・日程管理・結果通知が完結

試験当日の流れ

試験開始は午前9時。案内では「8時までに到着」とありましたが、私は少し早めの 7時50分 に到着。
すでに何人か受験者が集まってました。
案内は、ベトナム語ですが、外国人には個別で英語で案内してくれましたので安心です。

荷物は待合室のロッカーに預けます。
一度、身体検査をしてテスト室に入ってしまうと、出られませんと言われたので、
私はぎりぎりまで外で朝ごはんを食べたり、待合室で予習したりして時間を潰し、
8:35くらいに身体検査をしてテスト室に入りました。
8:45には全員が着席し、試験官から指示が始まりました。

💡 持ち込み可能なのはIDカードのみ。
金属探知機で身体検査があります。
ただし、ラベルなし透明ボトルの水は持ち込みOKだそうです。持っていけばよかった…!

💡 試験前には証明写真の撮影があります。
IELTSの結果に添付されるので、証明書を提出する予定がある場合は、身だしなみも整えて行くのがおすすめです(メイクやシャツなど)。

ここから、2時間40分テストが続きます。
始まる前はドキドキしましたが、意外と集中して取り組むことができ、あっという間でした。

久々に緊張しました。

テストの構成と進行の様子

それぞれのタイミングで開始

テストは以下の順番で進みます:
Listening
➡ Reading
➡ Writing

まずは、それぞれのコンピューターでチュートリアル動画を見るように指示されます。

見終わったら、次に、「Start Listening」ボタンを軽い気持ちでクリックしたら、突然リスニングテストが始まってしまいました 😳
試験官の「初めてください」の合図がないので、「Start」を押すとすぐに始まってしまいます。
それぞれのタイミングで開始することになっているようです。

リスニングテストでは、最初の説明の時間で問題の先読みをしておこうとおもっていたので、
テストが開始してしまったと理解するまでの5秒間くらいロスしてしまいました。

Start Listening でテスト開始しますので心してクリックを!

ライティングのお題

気になるPart 2 のお題は、下記のようなものでした。

リモートワークは企業に利益よりも不利益をもたらしていると考える人もいます。
あなたはどの程度この意見に同意しますか?

Part 2 のテーマは、ポストコロナ時代を反映した内容でした。
過去問の傾向だけだと情報が古い可能性もあるので、世界的なトレンドや時事問題にも目を向けておくと良いなと思いました。難しいことではなく、日々の生活の中で感じる小さな疑問や考えを、自分なりの言葉でまとめておくだけでも十分に準備になるはずです。

スピーキングのお題

🔹 Part 1:日常的な質問

写真に関する質問でした。

  • 写真を撮るのは好きですか?

  • どんなものを撮りますか?

  • カメラマンになりたいと思いますか?

さとみ
身近なテーマでしたが、文脈もなく急に質問されるとやはり固まってしまいますね。

🔹 Part 2:短いスピーチ

動物を見るために旅行に行ったときのことを話してください。
どこへ行ったのか、なぜ行こうと思ったのか、動物に対してどう感じたのかを含めて話してください。

さとみ
1分の準備時間のあと、2分間スピーチをします。この時だけ、紙と鉛筆が渡されました。

🔹 Part 3:抽象的な議論

こちらも動物をテーマにした質問が続きました。

  • 昔、動物はどんな役割を果たしていましたか?

  • 現在ではどのような役割がありますか?

  • あなたの国では動物はどのように扱われていますか?

  • なぜ多くの子ども向けの映画や本に動物が登場すると思いますか?

さとみ
こちらはPart 1&2 とは違い、試験官と少し対話がある感じでした

オンラインで結果発表を見る方法

「結果は5日後」と言われましたが、なんと翌日には結果通知のメールが届きました!
申込時に作成したBritish Coucilのアカウントにログインして、Resultsの欄からすぐに確認できます。PDF形式で証明書をダウンロードすることも可能です。

Result から結果がすぐに確認できます

私が使った勉強法・教材

British Council の無料模試

アカウント登録後、Preparationページからお試しテストを受けられます。
無料版はPart1 の一部、簡単な部分しか受けることができないので、本来の点数を測ることは難しいですが、Part1のスコアを確認するだけでも、自分のレベル感を掴めます。

オンライン教材

1週間しか準備期間がなかったので、オンライン教材だけで済ませました。以下のサイトは大変役立ちました!

IELTS Jackey

IELTS mentor 

ChatGPT

IELTS Jackey で戦略を学んでから、ライティングとスピーキングの練習で、ChatGPTを使い実践を繰り返しました。ChatGPTは、IELTSの評価基準に沿って、点数を出すだけでなく、改善点や具体的なアドバイスも提示してくれます。特に、以下の点で大きく役立ちました:

  • 文章構成の改善

  • 高得点に必要な語彙・文法表現の提案

  • コロケーション(自然な単語の組み合わせ)の指導

  • サインポスト(繋ぎ言葉)を使った論理的な展開方法

全部オンラインで勉強できました

まとめ IELTSを受けて感じたこと

準備を通して英語力が確実に伸びたと感じました。特にスピーキングの練習を重ねることで話す力がつきます。

英語のレッスンを受けていても、スピーキングの評価をすることはとても難しいので、本当にできているか自分でも確認することは難しいと思います。
ですが、IELTSのスピーキング評価基準は、日常英会話にも通じています

  • 同じ語彙を繰り返さず言い換える
  • 文法を正しく使う
  • 会話の方向を示すサインポスト(繋ぎ言葉)を使う
  • 一貫性を持って話す

それに沿って練習すれば、テストの点数をとるだけではなく、自信を持ってコミュニケーション取ることができるようになると思います。

さとみ
IELTSは挑戦する価値のあるテストです!

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