さと英語について

学会でミニ研究を発表しました | MELTA 2026

さとみ
マレーシアの国際学会でミニ研究の発表してきました

2026年9月12〜13日の2日間、マレーシア・イポーで開催された英語教育学会 MELTA 2026 に参加してきました。

約290名、12カ国から英語教育に関わる研究者・教育者が集まり、研究発表が行われました。

日本からは法政大学の研究者の先生も参加され、基調講演を行いました。

ミニ研究を発表しました

私も大学院のグループミニ研究について発表してきました。

今回発表したのは、運動習慣と英語スピーキングへの自信の関係についての研究です。

この研究については以前のブログで詳しく紹介しているので、興味のある方はぜひそちらも読んでみてください。

学習方法

運動習慣が英語を話す自信を高める?大学院の研究でわかったこと

2026/9/30  

なぜ運動習慣なのか? 大学院1学期目で、「運動習慣と英語を話す自信」の関係について研究しました。 なぜ、このテーマを選んだのか。 きっかけは、私自身の小さな変化でした。 私は2019年からジョギングを ...

大学院に入って初めて取り組んだ研究であり、また今回が学会「ソロデビュー」でした。

そして何より、英語で研究について発表すること自体が、私にとって大きな挑戦でした。

発表を聴きに来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。

英語でプレゼンをするときに工夫した3つのこと

今回の発表時間は20分。

一人で英語で喋り続けるには長い持ち時間だったので、どうすれば最後まで無理なく発表を進められるか、少し工夫しました。
3つのことを工夫したので、ご紹介したいと思います。

7回練習すると、形になる

私を指導してくださっている恩師から、

最低でも7回は練習したほうがいいよ

とアドバイスをいただきました。

恩師は著書で

 Academic Conference Presentations: A Step-by-Step Guide

自身の20年以上の研究発表経験に基づいて最低「7回練習する」方法を推奨しています。

そこで、本番とできるだけ同じ環境を作り、7回練習しました。

練習を重ねる中で、

  • ここは論理の流れが少し分かりにくい
  • この説明は長すぎる
  • この表現の方が自分にとって言いやすい

など、一度完成したと思ったスクリプトでも、どんどん改良していくことになりました。

そして、7回練習が終わる頃には、

💡 自分でも納得ができる内容に落ち着き、

💡 最初は言いにくかった単語も、スムーズに発音できるようになり、

💡 簡単な内容は、スクリプトを見なくても自然に口から出てくるように。

忙しいビジネスパーソンにとっても、「まずは7回」という具体的な目安があると、プレゼンの準備に取り組みやすいのではないでしょうか。

全文暗記をやめて「ノートカード」を作る

実は、これまで私は英語で発表するとき、スクリプトを作って、それをほぼ全文暗記するスタイルでした。

😳 長い発表時間+自分にとって難しい内容

ということで

「これは全部暗記するのは無理だな」

と思い、ノートカードを作ることにしました。

ノートカードの作り方

手のひらサイズの紙を用意し、発表スライドごとに重要なポイントだけを書きます。

基本的には、
💡 そのポイントが言えたら、他はどんな言い方でもOK
というルールです

ただし、どうしても難しくて忘れてしまいそうな部分は、セリフを一字一句書きました。

また、ときどきスライドに書いてある文章をそのまま読むことも自分に許しました。

そして本番では、カードをめくったら、まずそのスライドで話すことを頭の中で思い出します。

そのうえで話し始め、カードに書いたポイントをすべて伝えられたことを確認してから、次のカードへ進みます。

ノートカードで使ってよかったこと

ノートカードを使って一番よかったのは、聴衆を見る余裕ができたことです。

全文を暗記していると、

「次はこの文章を言わなきゃ」

と、どうしても自分の記憶に意識が向いてしまいます。

一方、ノートカードなら、

さとみ
このポイントを伝えた

と確認できれば、次の言葉はその場で選ぶことができます。

そのため、聴衆の表情を見る余裕が生まれました。

もし「少し分かりにくそうだな」という表情をしている人がいたら、予定していた説明に少し言葉を付け加える。

逆に、十分伝わっていそうなら、そのまま次に進む。

話す内容を完全に固定しないことで、聴衆に合わせて発表を調整できる。

一方的な発表ではなく、双方向に影響を与えながら進められたらいいですよね。

実際の発表を少しだけ

「実際にはどんなふうに話しているの?」と思われる方もいるかもしれません。

そこで、発表の一部を、3分ほどにまとめました。

学会発表という少し特殊な場面ではありますが、私がノートカードを使ってどのように話しているか、雰囲気を感じていただければと思います。

発表のその先の目的を考える

「発表を終えること」だけをゴールにするのではなく、発表を通じて、どんな結果につなげたいかも考えて、全体を組み立てました。

せっかく12カ国から英語教育に関わる方々が集まる学会です。

今回、研究発表を通して、他の教育者や研究者の方とつながることも目的にしていました。

そこで、発表に関して具体的な目標を立てました。

  • 最低でも10人の方に発表を聴きに来てもらう
  • その10人の中から、少なくとも1人には発表後に話しかけてもらう

これを達成するために、発表でどんな内容を盛り込むべきかも考えました。

追加したこと:

  • 自分の所属
  • 最初の学期を終えたばかりであること
  • 今回の研究が大学院のグループ課題から始まったこと

単に研究内容を説明するだけではなく、「どんな人がこの研究をしているのか」が伝われば、発表後にも話しかけてもらいやすくなるのではないかと考えたからです。

結果として、目標の10人を上回る約14人の方に発表を聴いていただき、発表後には初対面のお二人とお話しすることができました。

そのうちのお一人は、学会で発表を聞いて尊敬するなあと感じた先生でした。
ありがたいことに、ランチもご一緒させていただき、お互いのことや研究について、ゆっくりお話しすることができました。自分の研究について質問をいただけたことも、とても嬉しかったです。

実際の発表を少しだけ

実際にはどのように自己紹介をしたのか、その様子が分かるように、発表の冒頭部分を1分ほど切り取ってみました。

「英語を話すこと」ではなく「英語で何をするのか」

今回の経験を通して、改めて感じたことがあります。

英語を学ぶとき、

「もっと流暢に話せるようになりたい」

という目標を立てることはよくあります。

もちろん、それも大切です。

でも、実際に英語を使う場面では、その先に目的があります。

今回の私の場合は、

研究を伝える
→ 興味を持ってもらう
→ 質問してもらう
→ 人とつながる

ということが目的でした。

ビジネスでも同じだと思います。

例えば、

  • 取引先に自社の商品を購入してもらう
  • 会議で自分の意見を伝えて相手を動かす
  • プレゼンした提案を採用してもらう

など、英語を使う目的があります。

「英語を話せるようになる」だけではなく、英語を使って何を達成したいのか?を考えることが大切なのだと思います。

最後に

英語を教える側になった今でも、私自身が英語を使って学び、失敗し、試行錯誤しています。

今回の経験も、これから英語を仕事で使っていきたい方へのレッスンや発信に、少しずつ還元していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

英語レッスン受け付けてます

2026年3月からマレーシアの大学院でTESOL(英語教授法)修士を始めました!引き続き英語レッスンも行っておりますので、英語学習に関するご相談いただけると嬉しいです!

以下の方法からご連絡をお待ちしております。

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